こんにちは、おーしまです。
今日は、哲学的?道徳のお話です。
タイトルの「分からない人のことを分かる。」の意味は理解できますでしょうか。
例えば、
1 + 1
の答えは何でしょうか?
答えは、2です。
これは、大人や小学生でも、ほとんどの人が分かると思います。
ただこれが分からない人を、理解してあげることはできるでしょうか。
自分は当たり前のように、分かったりできたりしていることが、できない人のことを理解することはとても難しいことです。
「何でこんなこともわからないの?」と怒ったりしていないでしょうか。
自分がわからない人になったつもりで想像してみましょう。
自分の周りの全ての人が小学生の間に、日本語、英語、中国語、ドイツ語などたくさんの国の言語を理解してスラスラと話していますが、あなたは全く覚えることができず、周りから「何で、わからないの?」と言われます。
大半の人が小学生で多言語をマスターし、どこの国の人ともペラペラ話せるので、通訳もいなければ、翻訳機もありません。
あなたは周りの人が何を話しているのか分からず、見ていることしかできません。
想像しただけでも辛いです。
分からない人は、周りができているのに自分だけできていないので、「こんなこともできない自分はダメ人間だ」と自分を責めてしまいます。
共感できましたでしょうか。
分からない人のことが理解できないから、共感もできないのが、難しいポイントなのです。
これは勉学だけでなく、身近なところにもあります。
例えば、右と左が分からない、相手の気持ちが分からない、空気を読めない、走れないなどです。
身近に上のような人はいませんか。
また、いる場合は、「何でこんなことも分からないの?」と突き放してはいませんか。
分かろうとする努力をせずに、分からない人もいますが、
分かろうとする努力をしても、分からない人もいます。
自分では当たり前に分かったり、できたりすることが、
できない人、分からない人もいることを知ってくれたら嬉しいです。